2014年10月23日初版公開
2008年12月の日中韓サミット後に発表された「日中韓行動計画(概要)」で三カ国のサイバーセキュリティ協力がうたわれていたが、2014年10月21日にようやく実務者による初めての協議が北京で開催された。日本から河野章外務省総合外交政策局審議官兼サイバー政策担当大使、韓国から崔盛周外交部国際安全保障大使、中国から傳聡外交部サイバー事務調整官が出席した。日本からはその他に防衛省や総務省も参加したという。次回は、2015年に韓国で開催予定である。
初会合では、各国政府が自国のサイバーセキュリティ施策及び戦略を紹介すると共に、国連サイバー政府専門家会合(UNGGE)、ASEAN地域フォーラム(ARF)等の国際的なプロセスにおけるサイバーセキュリティの取り組みについても意見交換を行った。今後進めていくべき具体的な協力案件を模索していくことで三カ国は一致し、今後の対話継続を念頭に外交当局間でやりとりを続けていく旨確認した。2014年10月21日付日本経済新聞によると、日韓は「断定を避けつつ中国にサイバー攻撃を減らすよう促す」という。
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