2014年1月23日初版公開
2014年1月21日、つくば市の農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)と農業生物資源研究所(生物研)は、研究員のメールアカウントが盗まれ、スパムが大量に送信されていた旨公表した。両機関ともに盗まれたアカウントを既に使用停止にしており、これまでに特許等の知的財産に係る情報や機密情報の漏えいは確認されていないという。
農研機構の男性研究員(35)は2013年12月25日以降にメールサーバの容量拡大を求める英語のフィッシングメールを受け取り、その中にあったリンク先のサイトに自分のIDとパスワードを入力してしまった。12月31日に同研究員のアカウントからスパムが大量送信されたことが判明した。スパムには、英文で事業のパートナーを探している旨記されており、連絡先メールアドレスも記載されていた。
生物研でも、同様のフィッシングメールを受け取った男性職員のメールアカウントが盗まれ、1月2日~6日に類似したスパムが大量送信されていた旨1月6日に判明した。生物研は1月6日、直ちに同メールアカウントを使用停止にしたという。
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