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Hitachi

日立システムズ SHIELD Security Research Center

2013年6月4日初版公開

5月28日、宮城県多賀城市内で技術研究組合制御システムセキュリティセンターの開所式が行われた。国から20億円の補助を受けて完成した。当センターの目的は、高セキュアシステム技術の研究開発、現在日本が海外に依存している認証制度の確立、国際連携の推進、制御セキュリティテストベッドの研究開発である。

5月17日現在、同センターの組合員は、18社にのぼっており、その中には、独立行政法人産業技術総合研究所、独立行政法人情報処理推進機構、東芝、日立製作所などがある。

同センターには、7つの模擬プラントが設けられた。化学、ビル、工場、電力、ガス、スマートグリッドなどが揃えられている。研究員約20名が常駐している。

同センターを活用していくにあたって、今後の課題は2つある。第一に、現実味のある多様なサイバー攻撃を仕掛けられる人材をどうするのか。第二に、リモートコントロールの施設にサイバー攻撃が仕掛けられた場合、実際にどう対応し、被害を最小化すればよいのか対策を構築することである。

同センターは、オランダの国立サイバーセキュリティセンターと認証について連携するほか、米国のアイダホ国立研究所とは、認証及び実験について連携する。オランダの国立サイバーセキュリティセンターのジエルストラ国際関係局長は、5月28日、開所式に出席した。

参考情報:



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