2013年2月20日初版公開
2013年2月4日、経済産業省は、電力、ガス及びビルの３分野でインシデントが発生した場合の課題を検証するため、演習用模擬システムを用いた民間とのサイバーセキュリティ演習を国内で初めて実施する旨発表した。ウイルス感染や不正アクセス、設備の稼動停止が発生した場合の課題を検証するという。
ガス分野の演習は、2月5～6日、2月14～15日に、業界団体、ガス事業者、制御システムベンダを交えて行われる。ビル分野の演習は、2月25日に、ビル事業者や研究機関が参加する。電力分野の演習は、3月12日に日立製作所にて、業界団体、研究機関、電力事業者、制御システムベンダと共に行われる。
今回の演習で学んだ教訓をもとに、東北多賀城技術センター（宮城県多賀城市）が中心となって、より安全な制御技術の研究開発に取り組んでいくという。同センターは、今年春ごろの本格稼働を目指している。
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